住み始める時には既に設置されているため
違いを比較することが少ないガス設備。
プロパンガス(LPガス) | 都市ガス(LNG) | |
原料 | 石油(国内精製) | 天然ガス |
供給方法 | ボンベ配送 | 地下埋設ガス導管 |
熱量(1立方メートル) | 24,000kcal | 11,000kcal |
空気より | 重い | 軽い |
プロパンガスと都市ガスとの主な違いは上の表に示しました。
◆災害時の復旧はプロパンガスが圧倒的に優位です。
地震など都市ガスの導管にダメージがある場合は復旧に時間を要すのに比べ
LPガスは供給するボンベがすぐ近くに設置されているためです。
ただし、強い地震を感知するとLPガス設備のマイコンメーターが自動でガスの供給をストップします。
→地震時のプロパンガス復旧方法
◆ガス料金について
ガス使用料金に関しては立法あたりの単価が違うため、一般的に都市ガスが安く、プロパンガスが高いような認識があります。
しかし、上の表に示した通り熱量が違うので単純比較が難しいと言えます。
つまり、お風呂を同じ40度まで沸かす場合、
プロパンガスは立法メートルあたりの単価は高いのですが
熱量(カロリー)が都市ガスに比べて約2.2倍高いため
使用するガス量が45.8%で済みます。
◆ガス爆発の危険性
ガス引火の可能性は諸説ありますが主なきっかけは
静電気・蛍光灯等電気関係の火花により引火・爆発することがあります。
・都市ガスは空気より軽いため蛍光灯点灯時の火花による引火が多いと聞きます
・プロパンガスは空気より重いため室内に滞留しやすいともいいます
いずれにしても、ガス漏れの際はガスの種類に応じた対処が必要になります。
◆中華料理店はプロパンガスを使用する?
火力の違いから強火が求められる中華料理店などは
都市ガス供給の設備があってもプロパンガスを設置使用するケースがあります。
↓ ジョイフル多摩境店駐車場(プロパンガスのタンクがみえる)
◆ 中華料理ではないがジョイフル多摩境店に設置されたプロパンガス