「夢をかなえるゾウ」
飛鳥新社(出版社)
水野敬也(著者)
ビジネス書としては異彩を放っている
夢を持ちながらも「無気力」状態に陥っているサラリーマン
あろうことか関西弁のゾウに出会う
ゾウの「ガネーシャ」という神様に教えを請い
成長するサラリーマンの姿を描く
教えとされている事柄や気づきなどは
今まで他のビジネス書などで言い尽くされてきた内容が多い
この「言われてみれば当たり前」の事柄を
まだ若い著者の照れもあってか
神様の言葉で(しかも関西弁で)言わせている
この著者の読ませる技術に感心する
「はい。どうもガネーシャです。~」
で始まる(ゾウの姿をした)神様であるガネーシャの漫談は
正直、ハラハラドキドキと読んでいて緊張した
活字による漫談など読んだことがないからだ
結果、立派に成立している
著者の力量を感じさせる一例だ
「成功だけが人生やないし、理想の自分あきらめるのも人生やない。
ぎょうさん笑うて、バカみたいに泣いて、
死ぬほど幸福な日も、笑えるくらい不幸な日も、
世界を閉じたくなるようなつらい日も、
涙が出るような美しい景色も、
全部全部、自分らが味わえるために、この世界創ったんやからな」
「世界を楽しんでや。心ゆくまで」
ゾウの言葉が身に染みた
コチラもお薦め!
電車の中では読めないよ(泣ける)